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晋山結制(しんさんけっせい)

2018年11月1日

林祥寺では、今月23日・24日の二日間にわたり晋山結制という修行を行います。

晋山と結制は曹洞宗においての大きな行事です。

「晋山」とは山に晋(すすむ)という意味で、林祥寺の住職として、ご本尊様へ

ご挨拶をして、住職任命の辞令を受けてそのお披露目の儀式を行います。

本来、住職任命時に行う儀式ですが大きな儀式のため、

「結制」という儀式と合わせて行うことが多くなりました。

曹洞宗の修行は大きな儀式が5つあります。

「得度式」「立身」「伝法」「転衣瑞世」「結制安居」の5つです。

この「晋山」と「結制安居」の儀式は、和尚一人では到底できない一世一代の大きな儀式といってよいでしょう。

たくさんの僧侶、檀信徒の方々の力が一つになって(結集)成し得る大変尊い儀式です。

この儀式により、住職は和尚から大和尚に、その弟子は得度者から立身の者に位が上がります。

この修行中は、お釈迦様が定められた制度と制約を守り、修行僧が結集することから、

結集の「結」と制度制約の「制」で「結制」と言います。

この大きな儀式に全力を傾注し、成し得たいと思っております。     合掌

 

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