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春と政治の行き先

2024年4月1日

ようやく春の陽気が感じられる季節になってまいりました。
今年は桜の開花は遅いようで、お寺の桜の満開もまだもう少しかかりそうです。
この暑過ぎず、寒過ぎずの陽気がずっと続いてくれるといいんですが。
この後は、梅雨、真夏と線状降水帯や台風による被害の心配が出てきます。
異常気象は世界規模です、この問題を放置しておくと、
地球で生活できなくなるようなことになるかもしれません。
世界規模で考えて対処しなければならないはずです。
戦争で人の命を奪ったり、領土を奪ったりしてる場合ではありません。
日本に目を向ければ、国会が裏金問題で揉めていたり、
浮気の報道をされて開き直っている女性議員がいたり、
税金から高い報酬をもらい、国を引っ張っていく政治をするどころか、
国の政治の足を引っ張っています。
何のための国会で、何のための議員でしょうか。

桜の季節は、花粉症や黄砂に悩まされる季節でもあります。
満開の桜の見事さと、ポカポカとした春の陽気のような、
生活しやすい地球になりますように           合掌

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春の訪れ

2024年3月1日

2月は、春先のような陽気の日や、夏日があったり、
雪の降りそうな天気が続いたり、体調維持が大変でしたが、
河津桜も少しづつ咲き初め、春の訪れが待ち遠しい3月になりました。

国会が裏金問題で揺れています。数百万円、数千万円、というお金が、
キックバックされ、収支報告書に記載されずに個人の懐に入っている、
それを衆議院議員51人がやっており、政倫審への出席はわずか5人という事態、
それも「説明責任を果たす」と言いながら、当初は”非公開”でということでした。
到底、国民の納得できる話ではありません。 
「お金はあっても邪魔にはなりません」 ですがそれは、
給与が上がらず、物価の値上がりに苦しむ一般庶民のことです。
裏金の原資になっているパーティー券の収入は、
パーティー券を買うことにより何らかの恩恵を受けたいと思っている、
買う側の個人や企業にも問題があるのではないでしょうか。

もうすぐ春のお彼岸です。不快な話ではなく、
春のポカポカとした陽気のような心温まる話を、
ご先祖様に報告したいですね。
能登半島地震の一日も早い復興と、世界が平和になることを、
心より願っております。             合掌

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福は内、鬼は外

2024年2月1日

能登半島の大地震、羽田空港の飛行機事故と、
「おめでとう」とは言えない年明けを迎えてひと月が経ちました。
羽田の飛行機事故では、日航機の重客、乗員の方々は、
乗員の日ごろの訓練の成果で、だれも命を落とさずに済みましたが、
海上保安庁の5人の方が、命を失いました。
能登半島地震の被災の爪痕は大きく、住宅の全壊、半壊、
亡くなった方、安否不明の方など大きな被害が出ています。
経済への打撃は北陸地方全体に及んでいます。
我々にできることは限られていますが、
被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
そんな辛い状況の中、世界ではウクライナとロシア、イスラエルとハマスの、
二つの大きな戦争が周りを巻き込み、拡大の様相を呈しています。
アジアでも北朝鮮のミサイル、中国の台湾統一と、
東アジアの安定が崩れるのではないかと懸念されます。
「平和だった日々が懐かしい」そんな思いを持つ日が来ないことを祈るばかりです。
今年は大地震と飛行機事故、そして戦争拡大という嫌な出来事からスタートしました。
殊更に、人の命の大切さを痛感いたします。
海保の方々と能登半島地震で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、
北陸地方の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

節分で福を呼び込み、鬼を追い払い、
いい年になりますようにお祈りいたしましょう。        合掌


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良い年でありますように

2024年1月1日

謹んで新春のお喜び申し上げます
本年もよろしくお願い申し上げます

去年は、戦争や紛争がおさまらない混沌とした世界情勢でした、
国内に目を向けると、相変わらずの円安そして物価高、
自民党の複数の政策集団に捜査の手が入るという異常事態、
日本国民を引っ張る立場の人間が、不当な形で金銭を得ていたというふざけすぎた話、
Badnewsばかりが際立っていましたが、
Goodnewsもありました。
その圧倒的な“実力”で大型契約を勝ち取った大谷翔平選手、
こちらも圧倒的な“実力”で8冠達成の将棋の藤井颯太さん、
今年はどんな年になるでしょう、
毎年、年の初めに想いますが
いいことの多い、穏やかな年になって欲しいですね、
皆様にとって、どうぞ良い年でありますように、
心よりお祈り申し上げます。          合掌

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皆様よいお年をお迎えください

2023年12月1日

今年も残すところあと1か月になりました。
今年に入り、ロシアのウクライナ侵攻による戦争の最中、
今度はガザ地区でハマスとイスラエルの戦争が起きました。
10月7日にハマスによる攻撃が始まって以来、
イスラエルによる大規模攻撃がおこなわれ、多くの犠牲者が出ています。
この戦争の原因や根底にあるものは、非常に複雑で、
我々日本人には理解しにくい問題ですが、
そこに事実としてあるのは、1万2千人以上の犠牲者が出ていて、
その中には5千人の子供が含まれているということです。
どちらが正しいのか、双方とも間違っています。
「人の命をなんだと思っているのか」悲しい限りです。
この戦争は、周りを巻き込み大きく膨れ上がる可能性があります。
憎しみが憎しみを呼び、あとに残るのはに憎しみと悲しみだけです。
ミャンマーでも紛争が続いています。「今年こそはいい年に」と毎年思いますが、
フタを開けてみれば今年は戦争という二文字に塗りつぶされてきたような年でした。
休戦ではなく、停戦となり戦争が一日も早く終結することを願っております。

年の瀬のお墓参りをしてご先祖様にご挨拶してください。
敢えて申し上げます、皆様よいお年をお迎えください。        合掌


   

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