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桜がおしえてくれること

2015年4月1日

今年の桜もとても見事です。

毎年、毎年、時が来ると花を咲かせ春を告げ、

人々を癒してくれます。

桜よ、今年も有難う。

そう思っている人がどれだけいるでしょう。

私たちは、両親より命を頂き、多くの人々、動物、植物など

自然の恵みを頂き生きています。生かされています。

生まれたときには、多くの方に祝福され、見守られて大人になる。

結婚式では、愛する妻、夫が望むことはできる範囲で

叶えてあげたいと思います。

しかしながら、葬儀となると、今までお世話になったにも関わらず、

遺言や、葬儀なんかしなくてもいい。質素にしなさいと言われると、

その通りに言うことを聞いてしまいます。

普段は親の言うことを聞かない人まで。親とすれば、子供や孫に心配や、

苦労を掛けたくないと言う親心は分かりますが、

子供たちに甘えてもよいかと思います。

むしろ、子供たちも、親から頼りにされていると思うと、

がぜん頑張ったりいたします。

桜は、なにも言いません。綺麗でしょ!凄いでしょ!見事でしょ!何も言わず、咲いては散り、

また咲き静かに散り行く桜のようになりたいが、私は桜ではありません。

人として喜怒哀楽全てを素直に受け止め、出来ないことは、

互いに助け合い、素直に感謝のことばでつながる

絆社会が構築されますよう強く強く祈ります。

カテゴリー:住職便り, 雑記
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