遅い梅雨入りでジメジメとした季節のまま7月を迎えました。
先日、知人のお見舞いに、ある総合病院に行ってきました。
診察があるというので、一緒に待合室に行ってみると、
患者さんのほとんどが高齢者の方でした。
日本人の平均寿命が延びて男女とも85歳以上になりました。
おめでたいことの反面、65歳以上の方が人口の20%以上になり、
そこにいろいろな問題が出てきています。
そのひとつが、死亡数が増加して総人口が減少する「多死社会」です。
高齢になり、充分ではない年金での生活で、貯えも使ってしまい、
病院に入院できず自宅で孤独死する方も増えています。
火葬場がいっぱいで、10日以上も待たされることも珍しくありません。
長生きすることが幸せとは言い切れない、今の現状です。
年間150万人の人が人生のエンディングを迎える「多死社会」、
亡くなるときを人間としての尊厳を保って迎えたいですね。
世界中で、熱波や高温による災害で多くの死者が出ています。
対岸の火事ではありません。ご自愛ください。 合掌