皆さま、新年明けましておめでとうございます。
輝かしい新年のスタートですとは言うものの、全く何も変わっていないというのが現状かと思ってしまいます。はたしてそうでしょうか?
確かに年は改まりました。時は止まってくれません。
全く変わらないと思うのは、自分自身の気持ちではありませんか?
気持ちを新たにして、今年の目標を立ててみてはいかがでしょう。
こんなこと出来るわけがない、そんなことしても無駄だ!なんて思う人がいたらそれは大きな間違いです。こう考えてみてはどうでしょうか。
「どうやったらできるだろうか」
あれこれと試行錯誤し、失敗したとしても無駄という事は決してございません。
失敗から学び、失敗から成功へと導きます。
つまりは、失敗なくして成功なしと言えましょう。
どうぞ失敗を恐れず、悩み苦しみ成功を掴み取る一年にしてみてはいかがでしょう。
まずは、ご自宅のご先祖様にお願いしましょう。
「今年も一年どうぞお守りください!」
これこそが初詣ですよ!!
いよいよ今年もあと少しで暮れてまいります。
一年あっという間という方や長い一年だったと思う方それぞれかと存じます。
それでもこうして一年無事に今過ごしていられることに、心から感謝いたします。
誰に感謝いたしますか?師走になると、クリスマスや忘年会・大掃除・正月の準備等々、大忙しですね。
こたつの中で年越しそばを食べながら、来年はどんな年かな?いい年になるといいな、などと言いながら年を越してしまいます。
一年の締めくくりに何か忘れていませんか?
そうです、今年一年お守り頂いたご先祖様にどうぞ感謝の気持ちをお伝えください。
「今年も一年お守り頂きましてありがとうございました。」
そして、新たなる年を迎えたときには、「今年も一年どうぞお守りください」とお手をお合わせください。これが初詣です。
親があり、祖父母があり、ご先祖様が脈々と命のバトンをつないでくだっさたからこそ、今自分の番を生きている。
頂いた命を大切に生きることがご先祖様への最大の感謝ではないでしょうか。
おかげさま・ありがとうという気持ちで、年を越されてみてはいかがでしょうか。きっとよき年のスタートを切れるはずです。
今年も一年間ありがとうございました。 合掌
終活とは?辞書で調べると「人生をよりよく終えるための準備」とあります。
内容は、葬式の準備・お墓の準備・財産相続について等を準備するようです。
戦争中に、「死に方用意」という言葉がありました。
若い兵隊さんが、死ぬ用意をする。どんな気持ちだったのか。
泣き叫ぶ者、どうしようもない気持ち、それでも国の為に、愛する者を守るために散った多くの命。
親からもらった命、先祖代々命のバトンを受け継いで、育ててもらった大切な命。
だからこそ、人生の終わりに何が出来るか!
己のことばかり考えているのが、今の終活のような気がいたします。
頂いた命も、いつかは尽きる日が静かに静かにまいります。
その日まで、命の限り生きること!。先祖に恥じない生きざまをすることこそが、何よりの親孝行であり、
父母の恩に対する、報恩の供養と信じます。
中々思い道理にならない理不尽な世の中で、小さな幸せを見つけてこそ「小欲知足」の幸せな終活が出
来るのではと考えます。
たとえば、今まで生きてきた皆様の知恵を、ノートに綴ることから始めませんか!
料理のレシピ・庭つくり・子育てや病気の時の対処法、皆様の生きた知恵を、子供や孫に残してみてはい
かがでしょうか。
この生き字引は、書店に並ぶ参考書やマニュアルと呼ばれる説明書などには無い、決してお金では買え
ない宝物になるでしょう。
こんなこと書いても、誰も読みはしないだろうと思わないで下さい。
今出来ることをやる!ただ目の前の一日一日を大切に生きる!一日一善!
すべてに感謝し、命あるは幸いなり!今が大事!今こそ合掌!!
心からご先祖様に感謝し手と手を合わせましょう。
人それぞれに、いろいろな悩み・苦しみを背負って生きている。一生懸命生きている。
千葉県曹洞宗では、数年前から
「あなたの心が晴れますように、てるてるぼうずテレホン相談」を始めています。
沢山の電話を、全国から頂き驚きました。電話相談をするにあたり、
相談員も精神科医・心理学者等の勉強会を開き努力して参りました。
この経験を生かして、少しでも壇信徒のみなさまや、悩み苦しんでいる人のお役にたてればと思い、
「お悩み相談」を始めさせて頂くことになりました。
御寺へ来てお茶を飲むだけでも心が落ち着き癒されれば思い努力して参ります。
どうぞお気軽にご連絡ください。
「そしだ御寺へ行こう!」と思ってください。林祥寺は、開かれた禅道場です。
どうぞお参りください。
なお相談料は無料です。どうぞご安心ください。合掌
梅の花も満開、桜の便りも届くようになりました。もうすぐ春ですね。卒業、入学、別れと出会い、悩み苦しむこの世界を此岸(しがん)といい、苦しみの娑婆世界と申します。此岸に対して彼岸という別の世界があるように思いますが、それは間違いで、自分の意識の中で区別しているだけで、自分自身で此岸を彼岸の世界にすることができるのです。ではどうやって?辛いことも、楽しいことも、これから起こるすべてのことを、そのまま受け入れて、正直に生きることこそが、彼岸の世界への入り口です。たとえば、今年から花粉症になった、とても辛い苦しい。花粉症になったおかげで花粉症に苦しむ人の気持ちがわかるようになった。というように楽しみも苦しみもすべて受け入れて、命ある限り今できることを精一杯努力し今この瞬間を共に生きましょう。
「人生に偶然なし必然あるのみ。」すなわち、人は、必要なものにしか出会いません。あなたの行いに、無駄なことなど何もないのです。
すべての出会いに感謝し、私を育て守ってくれた父母、祖父母、祖祖父母、ご先祖様に感謝し、いただいた命大事に、大切に前を向いてゆっくりとともに歩みましょう。
平成25年4月27日、いよいよ圏央道、市原鶴舞インター開通です。お寺から川崎までなんと40分。便利になりました。4月には筍という自然の恵みがいただけます。ぜひタケノコ狩りにでもお寺へお出かけください。多くの出会いを、皆様の幸せをご祈念いたします。