住職便り

TOP住職便り

福は内、鬼は外

2024年2月1日

能登半島の大地震、羽田空港の飛行機事故と、
「おめでとう」とは言えない年明けを迎えてひと月が経ちました。
羽田の飛行機事故では、日航機の重客、乗員の方々は、
乗員の日ごろの訓練の成果で、だれも命を落とさずに済みましたが、
海上保安庁の5人の方が、命を失いました。
能登半島地震の被災の爪痕は大きく、住宅の全壊、半壊、
亡くなった方、安否不明の方など大きな被害が出ています。
経済への打撃は北陸地方全体に及んでいます。
我々にできることは限られていますが、
被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
そんな辛い状況の中、世界ではウクライナとロシア、イスラエルとハマスの、
二つの大きな戦争が周りを巻き込み、拡大の様相を呈しています。
アジアでも北朝鮮のミサイル、中国の台湾統一と、
東アジアの安定が崩れるのではないかと懸念されます。
「平和だった日々が懐かしい」そんな思いを持つ日が来ないことを祈るばかりです。
今年は大地震と飛行機事故、そして戦争拡大という嫌な出来事からスタートしました。
殊更に、人の命の大切さを痛感いたします。
海保の方々と能登半島地震で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、
北陸地方の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

節分で福を呼び込み、鬼を追い払い、
いい年になりますようにお祈りいたしましょう。        合掌


カテゴリー:住職便り
このページの先頭へ
このページの先頭へ