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大国の責任

2025年3月1日

3月になり、少しずつ春の香りがしてきました。

アメリカがトランプ政権になり様々な動きをしています。
関税の発動、WHOやパリ協定からの脱退、
トランスジェンダーなどの性の多様性を許容しない、
果ては政府機関での紙ストローの提供禁止など70を超える大統領令が、
発動されています。
中には世界中に影響を及ぼすものが多数含まれています。
そしてウクライナの問題、これには首をかしげてしまいます。
政治問題に口を出すつもりはありませんが、
侵略を始めたのはロシアです、それをウクライナやヨーロッパの国々を抜きで、
大国2国間で停戦合意をしてもウクライナやヨーロッパの国々は受け入れられないでしょう。
領土を戻さず、力ずくの現状変更、実効支配が認められれば、
日本の尖閣諸島や台湾に対しても中国が遠慮なく力ずくに出るかもしれません。
勝手に侵略を始めて多くの犠牲者を出したその保証など、
大国同士の損得や論理で動くのではなく、
大国の責任が感じられる政治をしてもらいたいものです。

世界中の誰しもが平和を願っています。
侵略を始めた本人さえも嘘かホントか平和を願っているそうです。

優しい春の空気が穏やかに世界中を包んでくれることを願っています。
まだまだ寒さが続きます、皆様ご自愛ください。       合掌

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