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お盆

2016年7月1日

まだ梅雨が明けませんが、7月というと夏を感じる季節ですね。
でも7月にお盆というのは変じゃないか?と思われる方も多いと思います.
一般的にお盆の行事は8月13日からの4日間に行われますが、
地方によっては7月13日からの4日間、または旧暦のお盆(8月20日前後)に
行われるところもあります。
では、お盆とは・・正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。
「盂蘭盆」はインドのサンスクリット語の「ウラバンナ(逆さ吊り)」からきた言葉だといわれています。
お釈迦様の弟子の目連尊者(もくれんそんじゃ)が地獄に落ちて逆さ吊りにされている母を救うため
お釈迦様の教えで、7月15日に僧侶を招き、多くの供物をささげて供養し母を救いました。
ということから、精霊を供養する盂蘭盆会の行事が生まれたといわれています。
日本では推古天皇(606年)の頃に初めてお盆の行事が行われたと伝えられています。

ご先祖様をお迎えするため
8月13日の夕刻にオガラを炊きます。これを迎え火といいます。
お迎えするときはきゅうりの馬に乗って早く来てくださいとお迎えします。
そして、ご先祖様をお送りするため
同じ場所で8月16日の夕刻にオガラを炊きます。これを送り火といいます。
お送りするときはなすの牛に乗ってゆっくりお帰りくださいとお送りします。
(オガラは最近ではス-パーで売っております)

御盆休みは、地方から都会へ出て来られた方が、地方へ帰ってご先祖様にお参りするために
設けられたのが始まりです。
始まりは決して海外旅行に行くためではありません。
とはいえ、時代が変われば人の気持ちも考えも変化してまいります。
どうぞ、ご旅行にお出掛けになる前に、里帰りされる方はもちろんですが
是非、ご先祖様に手を合わせてください
また、お子様のいらっしゃる方は是非その意味をお伝えください。
                      合掌

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今後の人生を自分らしく生きる

2016年6月13日

関東が梅雨入りいたしました。
やがて梅雨が明ければ夏が来ます。
毎年毎年、季節の移り変わりと共に、毎年毎年、時代もどんどん変化しております。
色々なこと、色々なものが形を変えてきています。
先日、あるご夫婦から「終活」というご相談を受けました。
その内容のほとんどが、「ご自分たちのお骨の行き先」でした。
時代と共に、ご供養の形もどんどん変わってきております。
少子高齢化の時代です。これからもお亡くなりになる方は増えていくでしょう。
しかし、あとを継ぐ者がいないとおっしゃる方が多いのが現状です。

林祥寺には
合祀墓は 3万円
永代供養墓は 15万円
樹木葬は 19万円
家族墓は 49万8千円~
お墓は 99万8千円~
そしてお墓から永代供養墓へ移れるかたちもございます。
また、仏事のご相談なども、いつでもお受けいたします。
今後、私も、皆様とご一緒に「終活」を考えて参りたいと思います。

今月も元気に頑張りましょう!

                              合掌

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心のいやしの入り口

2016年5月11日

新緑深まる5月になりました。
お寺の桜もすっかり葉桜になり、鮮やかな緑を映しています。
鳥の鳴き声、風邪の音・・・
すべてが、この里山の自然の声に包まれながら、ひと時の座禅。
調身(ちょうしん)・調息(ちょうそく)・調心(ちょうしん)
座禅の基本作法です。身体をまっすぐに調え、呼吸を静かに調え、最後に心を調える。

先日、一人の女性が参禅に訪れました。
「普段、忙しくしているからか、久しぶりに自然の音を聞いた気がします。
とても静かな気持ちになれました有難う御座いました。」
と言ってお帰りになりました。
どうぞ皆様も、自然の声に包まれながら、座禅を体験してみませんか!
毎月第1木曜日13時から座禅会を開催しております。費用は300円です。
第3木曜日は、写経を致します。般若心経のお手本の下敷きを筆ペンでなぞり完成させます。
約1時間程度ですが、一文字一文字に気持ちをこめて、最後に願い事をお書き頂き、お寺に収めます。費用は1,000円です。
どうぞ林祥寺でホッとする時間をお過ごしください。

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樹木墓地 自然に帰る

2016年4月4日

今年も見事にお寺の桜が咲きました。

毎年、毎年、実に見事に。

自然の力に包まれて、桜を見てウグイスの声を聞き

心癒されることの有難さにただただ感謝です。

人は亡くなって自然に(土に)帰るといいます。

樹木墓地はまさに道理にかなった墓地なのですね。

林祥寺では樹木墓地を準備しております。まもなく完成いたします。

早期ご予約も受け付けておりますので、お寺にご連絡ください。

そして是非、是非、林祥寺へお出掛けください。

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ご供養の気持ち

2016年3月3日

お位牌もお仏壇もお墓もお寺もお経もご供養も必要がない、

お葬式や法事はやらなくてはいけないのでしょうか? と思われる方

お金がなくて困った、やらなくてはいけないのでしょうか? とお困りの方

お金を掛けたから良い供養だということはありません。

ご供養の形は色々ありますが、ご供養の気持ちはひとつしかないと思います。

大事なことは、父母の恩やご先祖様の恩に、素直に感謝し思いを伝えることです。

それが一番大事だと思います。形ではありません。

生前にかかわった色々なことや色々な思いを、今ご自分のできる範囲で形にすればよろしいのです。

お釈迦様は、嘘か真か、真か嘘か、すべてはそこにあるとおっしゃいました。

自分の気持ちにも嘘のない人生を送りたいものです。胸を張ってご先祖様に、

恥じることなく手を合わせ、感謝の日々を生きていきましょう。

                                        合掌

 

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