住職便り

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梅雨がきました

2017年6月8日

関東が梅雨入りしました。草木にとってはお待ちかねの、

そして我々にとっては鬱陶しい季節が今年もやってきました。

これから夏に向かって、お寺の境内もどんどん緑が深くなっていきます。

曹洞宗本山の永平寺は、

冬の寒さが厳しい雪深いところです。

同じ千葉県でも南房総の先端は、

南国を思わせるような温かさがあります。

ここ、林祥寺は里山の素朴さと自然豊かなお寺です。

暑かったり、少し寒かったり、体調を崩しがちなこの季節です。

鬱陶しい季節ではありますが、豊かな自然にとっては

とても必要な季節です。

これから、暑い夏に向かって体調を整えながら、

緑深く染まってゆくこの季節をどうぞ楽しみながらお過ごしください。

合掌

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感謝の気持ち

2017年4月27日

寒い季節がようやく終わり、あたたかな陽ざしのそそぐ毎日になりました。

とは言え朝晩は、まだまだ冷え込む今日この頃です。

そんな中、先日樹木墓地のご納骨がありました。

お参りの際に、皆様がそれぞれご自分の思いを告げられていました。

特に奥様が本当に心の底から、故人様に対する感謝の気持ちを語られ、

回りにいた私たちも思わずもらい泣きをしてしまいました。

故人様にお会いしたことはありませんが、

お人柄が偲ばれる奥様のお気持ちでした。

色々なご供養の形があると思いますが、本当にすばらしいご納骨でした。

ご供養することで一番大事なことは"気持ち"です。

もし、何か不安をかかえている方がいらしたら、

どうぞお寺においでください。

きっと、不安が和らぎます。

ご一緒に考えましょう。

林祥寺住職   合掌

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節分は大晦日!?

2017年2月2日

新しい年が明けて早、ひと月たちました。

もう2月です。2月と言えば2月3日の節分ですね。

と、その前に2月4日は立春です。

立春は旧暦のお正月です。

つまり2月3日の節分は旧暦の大晦日です。

節分の行事は第42代文武天皇の頃に中国から伝わったとされています。

宮中の行事でしたがそれが庶民に伝わったようです。

新年が幸多き年になるように、豆を撒いて大晦日に邪気を祓います。

お正月がもう一度きたつもりで、幸多き年になりますように

みなさんで豆を撒いてはいかがでしょうか。

暖かい春もそこまで来ています。

どうぞ、皆様にとって幸多い一年でありますように。                         合掌

 

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鏡開き

2017年1月11日

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

毎日、寒い寒いといいながら、今年も早、十日余りが過ぎました。

「寒い」という愚痴も健康であればこそ言えるのだと思います。

一日が終わり今日も無事でした、そして次の日も今日も無事でした、

と言える毎日を過ごしていくことができる一年であることを願っています。

 

今日1月11日は、鏡開きの日です。

鏡開きは一年間の無病息災を願い、

供えられたお餅をお汁粉やお雑煮などでいただきます。

元々、武家の風習であったため切腹を連想させる、

包丁などで「切る」ことを嫌い「開く」という言葉の鏡開きとなりました。

林祥寺は三代将軍徳川家光公の御朱印寺です。その徳川家光公が

4月20日(旧暦)に亡くなったため、古くは1月20日(旧暦)に

行われていた鏡開きは20日を忌日として避け、1月11日になりました。

 

寒さに負けずに林祥寺で座禅や写経はいかがですか、

今年一年の皆様のご健康をお祈りいたします。          合掌

 

 

 

 

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ご供養の心

2016年11月2日

朝晩めっきり肌寒くなり、秋から冬へ移り変わろうとしています。

養老渓谷の紅葉も今月半ばには色づき始めることでしょう。

さて、みなさんはお葬儀やお墓そしてお骨のご供養をどのようにお考えでしょうか?

最近はお葬儀も通夜や葬儀を行わずに、直接斎場でお骨にされる方もいらっしゃいます。

またお墓も跡を継ぐ方がいないということで、樹木葬や永代供養墓を選ぶ方も増えています。

少子高齢化、時の流れ、世の中の移り変わりというこでしょうか

それはそれで、受け止めていかなければいけないことだと思います

そこに「ご供養」をする気持ちさえあれば.....

林祥寺にはお骨をお寺がご供養する形のものがあります。

遠方にお住いの方は郵便局のゆうパックで送っていただくこともできます。

世の中には色々なご事情を抱えてる方がいらっしゃいます。

先日、遠方にお住いのご夫婦の、奥様の叔母様にあたる方のお骨が送られてきました。

その方は、身寄りがなくご供養をする方もいないということでした。

「ご供養をする」気持ちをお持ちいただければ、お寺で大切に

ご供養させていただくことを、お伝えいたしました。

ご供養をするのは形ではありません、気持ちです。そのためにお寺があります。

どうぞ、何かの時にはご遠慮なくご相談ください。

風邪などひかぬようにお過ごしください。

合掌

 

 

 

 

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