去年は雪で2月が始まり、今年は、1月の末に雪がちらつきました。寒いですね。
2月3日は節分です。節分は立春・立夏・立秋・立冬の前日の事です。
特に立春(毎年2月4日頃)の前日を指します。立春は旧歴のお正月、節分は旧暦の大晦日です。
節分と言えば、その年の「恵方」にむかってことを行えば、万事が「吉」と言われています。
そして、節分にいつごろからでしょうか、
「恵方巻」と呼ばれる海苔巻きが売られるようになりました。
その恵方巻は、節分が過ぎると残り物を大量に廃棄しています。
大手チェ-ンのス-パ-やコンビニ、地域のス-パ-までもが大量廃棄です。
先進国日本には、毎日の食事もままならない貧困状態の子供たちがたくさんいます。
その二つの事実を考えると、どうにも納得がいきません。
せめて、製造する側の企業がそこに目を向けてくれれば、
何かの工夫が生まれるのではないかと思います。
子供たちが豊かに育ってくれることを願っています。 合掌
明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします
今年は、「平成」という元号が新しい元号になる年です。
その平成最後の一般参賀に、天皇陛下は85歳というご高齢で、
7回もお出ましいただきました。
国民の象徴として、「平成」を見守り続けていただき心より感謝いたします。
5月には、新しい元号を迎えます。
新しい元号は、どんな時代になるのでしょうか、
おそらく、「平成」以上に、進歩・発展していくと思います。
AIや車、医療技術、すべてのものが速いテンポで進化を続けていくと思われます。
しかし、どんなに世の中が進化しても、災いや、争いが続いていては困ります。
昨年の漢字は「災」でした。本当に災いの多い年でした。
どうか、「災」や「争」のない新しい元号を迎えることが、
できますようにお祈りいたします。。 合掌
今年も年の瀬がやってまいりました。
12月だというのに、20度近い気温で半そでで過ごせるような陽気ですね。
たしか去年の12月は「いつにも増して寒い年の瀨ですね」と
書いたように記憶しております。
今年は林祥寺では11月の大行事「晋山結制」に向けての準備に
慌ただしく過ごした一年でした。
その「晋山結制」もお陰様で無事に修行することができ、
檀家様や各ご住職の方々をはじめ、お世話になった皆様方には、
大変感謝しております。
今年も、大きな災害や、紛争が世界中でありました。
例年「今年こそは良い年を」と年の初めに願うのですが、
一年が過ぎてみると、色々起きてしまっています。
それでも「皆様良いお年をお迎えください」と願わずにはいられません。
これから寒さが増してくるようです。皆様どうぞご自愛ください。
そして、よいお年をお迎えください。 合掌
林祥寺では、今月23日・24日の二日間にわたり晋山結制という修行を行います。
晋山と結制は曹洞宗においての大きな行事です。
「晋山」とは山に晋(すすむ)という意味で、林祥寺の住職として、ご本尊様へ
ご挨拶をして、住職任命の辞令を受けてそのお披露目の儀式を行います。
本来、住職任命時に行う儀式ですが大きな儀式のため、
「結制」という儀式と合わせて行うことが多くなりました。
曹洞宗の修行は大きな儀式が5つあります。
「得度式」「立身」「伝法」「転衣瑞世」「結制安居」の5つです。
この「晋山」と「結制安居」の儀式は、和尚一人では到底できない一世一代の大きな儀式といってよいでしょう。
たくさんの僧侶、檀信徒の方々の力が一つになって(結集)成し得る大変尊い儀式です。
この儀式により、住職は和尚から大和尚に、その弟子は得度者から立身の者に位が上がります。
この修行中は、お釈迦様が定められた制度と制約を守り、修行僧が結集することから、
結集の「結」と制度制約の「制」で「結制」と言います。
この大きな儀式に全力を傾注し、成し得たいと思っております。 合掌
10月になりましたが、秋の気配があまり感じられず夏日さえあるこの頃です。
この時期になると、毎年思うのは一年があっという間に過ぎてゆくということです。
そして、毎年毎年、年齢を重ねていきます。人生100年の時代です。
仕事を退職して、年金生活をおくっている方、まだまだ動けると働いている方、
色々なこれからの人生の選び方があると思いますが、
よく目にしたり耳にしたりするのは、「健康」のために歩いたり、
運動をしたりしている方が多いことです。
私も職業柄、正座をしていることが多く、運動不足になりがちです。
運動不足の解消は、年齢と共に難しくなっていきます。
そして、「孤独死」「遺品整理」などというニュースもよく目にします。
「健康」でいるうちに、「終活」を考える方も増えています。
高齢化社会がどんどん進んでいきますが、「健康」でいながら年を重ねて
楽しい人生を送っていけるようにしたいですね。 合掌